看取りの時に

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                                 2016年1月

ミロとボランティアしていた頃。
亡くなられた入所者の方に手を合わせたことがある。

職員さんが、この方ミロちゃんが好きだったのよ、と
葬儀屋が来るまでの時間に、
安置された部屋にミロと一緒に案内された。

そんな場面にもミロは立ち会った。

もう一人、和久さんも。

和久さんも犬が好きで、飼っていた経験があり、
犬に関しての知識も豊富だった。
着ている洋服が、おしゃれでセンスもあった素敵なおばあちゃんでした。

ボランティアの日、いつもミロを可愛がってくれ、
微笑みながら話の輪に加わり、
何故だか、とても頼りになって、
認知症ではあったけれど、時々和久さんに意見を求めたりもした。

そんな和久さんを、しばらく見かけないなぁ~と思っていた時。
職員さんに、<ご相談が・・・>と声を掛けられた。

和久さんは、最期の時間を70代くらいの長女の方と別の部屋で
<看取り>の時を過ごされていた。
最期の時に、何かしてあげられるならばと
ミロとの対面を計画したのだった。

部屋に案内されると、和久さんはベッドに横たわりながらも
しっかりと、私とミロの方を向いてくれたので、
了解を取った上で、声を掛けながらミロと一緒に近寄った。

こんな時の、よその犬はどうなのかは知らない。
けれど、ミロは静かにおとなしく和久さんに近づいた。

声は出なかったけれど、
確かに和久さんはミロを認識してくれたようだった。
明らかに、<目>は以前のように、
<ミロちゃん>と名前を呼んでくれたのだと感じた。

和久さんは、数日後亡くなりました。

自分の身内でもないのに、<看取り>の時に立ち会って
とても自然に、肩の力がぬけたような<人の死>を身近に経験して
<死>に対する感じ方が変わった気がした。

誰にでも、いずれ訪れる<死>。
実際に、自分の親の死に直面した時も、
冷静に捉えることが出来たのも、このような経験があったからこそ。

一心同体、以心伝心?
どう表現すればいいのかわからないが、
ミロは、私の精神状態とほぼ同じ状態で人と接してくれた。

ミロは、こんな貴重な出来事までも経験させてくれた。














この記事へのコメント

koko
2017年12月28日 18:47
ミロちゃん 凄いなぁ・・・
今日はこれから ミロ母さんと同じようにアニセラを定期的に活動している友達と夜ごはんなの。
彼女からよくアニセラの話は聞くけど 看取りの話は初めて聞いたわ
私も・・・できるなら私も・・・
最期の時に ミロちゃんみたいなワンコがそばにいてくれたら 本当に幸せな気持ちで旅立つことができるわ!
こういう事ってこれからどんどん希望されることが増えるんじゃないかな?って思っちゃう
うん!本当に凄いわ~
ミロちゃんもミロ母さんも素晴らしい活動されたわ!!
亡くなる直前まで犬と生活をすることができないなら
せめて亡くなる前に すこしだけワンコに寄り添って欲しいな・・・
ほんと何回も書いちゃうけど ワンちゃんの看取り とても素晴らしいわ!
ミロ母
2017年12月29日 00:00
kokoさんへ
当時は、何も考えないでごく普通の延長みたいに
活動していたんですが、ミロが居なくなってからよくよく
考えた時に、滅多に経験できない事をミロは経験させてくれたんだなぁ~、と改めて感じた所です。
だって、ミロがいつも横にくっついていたお陰で、
私まで良い思いをさせてもらいました。
形は違いますが、
kokoさんの活動だって同じじゃないですか。
凡人の私たちにはとても真似出来ない、
ルビやキュートや、その他大勢のワンコ、猫さんたち。
大きさは違えど、ちゃ~んと見送ってあげている。
クリスマスイブの夜に、49日の話が出てくるのが
その証拠。絶対真似できません!
何様なんですが、ありがとうと言います。

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